漢方外来

井上クリニックでは漢方薬が治療の大きな柱です。漢方薬は日本の伝統的な治療法であり、西洋医学にはない優れた特色があります。 それは、

  1. 副作用が少ない
  2. 体質改善ができる
  3. 体に合う薬を服用することで西洋医学では治せない病気にも対処できる

などです。患者さんの症状によっては新薬(西洋薬)もあわせて処方いたします。

エキス剤

漢方薬のエキスを顆粒状、粉状に加工した薬です。最近は漢方専門医以外の一般の病院でも処方されるので、目にしたり服用された方もいらっしゃると思います。

患者さんの症状によって1~数種類処方します。携帯にも便利ですし、煎じる手間も省けます。

【エキス剤の服用方法】

必ず水か白湯と一緒に服用してください。湯飲みに半分くらいのお湯を入れ、エキス剤をよく溶かし服用するとより効果的です。

煎じ薬

生薬を水で煎じて抽出した液を服用するものです。便利なエキス剤が出来るまでは漢方薬といえばこのせんじ薬でした。

患者さんの症状(漢方の証)にあわせて調合できるオーダーメイドの薬です。

井上クリニックでは、せんじ薬を扱っている薬局をご案内しています。

煎じ薬は1日分ごとに紙パックされています。(麦茶のティーパックのようになっています) 生薬は密閉容器やチャックのついたビニールの袋などに入れ、冷蔵庫で保管してください。

【せんじくすりの服用方法】

土瓶・ホウロウなべ・土鍋・耐熱のガラスポットなど(金属製のものは避けてください。)に指示のあった分量の水とせんじ薬をいれ沸騰してから弱火で30分くらいかけて半分くらいになるまで煎じてから薬のパックをとりだして下さい。

耐熱ガラスポットはコーヒー用の目盛のある物が使いやすいです。(強火にすると破損の恐れがあるのでご注意ください)

また、キッチンタイマーなどを使うと便利です。

※井上クリニックでは便利な専用のマイコン煎じ器も販売しています。

出来上がったせんじ薬を一日数回に分けて服用してください。

冷たくなったせんじ薬は電子レンジなどで暖めて服用してください。

暑い時期や、数日分煎じる場合は必ずさめてから冷蔵庫で保存してください。

エキス剤・せんじ薬はどちらも空腹時(食前か食後2時間経過後)か、指示通りに服用してください。

井上クリニックの漢方薬井上クリニックではエキス剤、せんじ薬、両方の漢方薬を患者さんの症状やご要望によって処方しています。

お薬はすべて院外処方とさせていただいております。

処方箋は全国の調剤薬局どこででも有効ですが、漢方薬は種類も豊富であり、種類を多く在庫している調剤薬局も少ないのが現状です。

当クリニックではエキス剤(粉薬)は近くの京橋薬局、クオール薬局さんに、煎じ薬は京橋薬局、栃本天海堂福島薬局さんに依頼し、在庫を確保していただいております。

詳しくは来院時ご説明いたします。色々ご不便をお掛けいたしますが、宜しくお願いいたします。

自然堂井上クリニック

〒534-0024 大阪市都島区東野田町2-9-10 河合京橋ビル4F 電話:06-6358-0611

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